2015年8月18日火曜日

きょんのカフェブログ  第4話  ~ペジーブル=癒し 

新しい店を開店するということ自体、
今まで経験したことのある人は、
スタッフにもメンバーにも誰一人いませんでした。

文字通り「手さぐり状態」の店作り・・・


何からしていったら良いのかわからないながらも、

行ける範囲でのカフェめぐりや、
接客などのマナー、
メイク・ヘア,
コーヒー・紅茶の入れ方等の
研修(勉強)をしていきました。

研修は、ボランティアで指導してくれる「講師」の方が来てくれました。

カフェのコンセプトは、
「ベーカリーカフェ フランスの田舎風スタイルによる 憩いの場の提供」

これをイメージしつつ、
お店の雰囲気やディスプレイ、
使用する道具や料理などをのせる食器などにも、こだわっていきました。

道具や食器を選ぶ際、
ペジーブルのパン屋の前に、カフェを開いていたことがあり、
当時の物が、たんぽぽセンターの床下に保管されていて、
使用できないかと、一つ一つ調べていきました。

手作り感を出せないかと、
グラスの下に敷くコースターを、メンバーのみんなでビーズで作成してみたり、
食器の下にはランチョンマットが欲しく、これは建築兼デザイナーの方にお願いをして作っていただきました。
ただ、どちらも、
安定性や数の足りなさ、クリーニング費用に無理があり、
ほぼ使用されることはありませんでした。


建物の建設が、どんどん進んでいく中、
壁塗りや扉のペンキ塗りの体験もさせていただきました。
壁塗りなどは、ほぼ、する機会などないことで、
それをさせてもらった分、建物への愛着は余計にわくもので、
貴重な体験をさせてもらったなと、今でも大切な思い出となっています。

準備はどんどん具体的になってきました。

店には毎日、新鮮で旬なお花をテーブルに飾りたい!
そこで、施設の敷地内にお花を植え、育てました。

お客様のお支払を、
「前払い制にするか、後払い制にするか」もかなり話し合いましたが、
お客様に「支払い」という煩わしさを、先に済ませていただき、
後はゆったり心行くまで過ごしてもらえるという点で、
「前払い制」に決めました。

パン屋併設というのもあり、
「持込み」に関しても避けて通れない話し合いでした。
赤ちゃんの離乳食は良しとしながらも、
ペジーブルのパン屋で買っていただいたパン・・・
やはりこれは、
パン屋には無いパンなどもカフェだけで美味しくいただいてもらうということで、
「持ち込みはお断りする」ことになりました。

「セルフサービスにするかどうか」も話し合いました。
これも、セルフにしてしまうことで、
自分たちの作業内容が一見、楽にならないか?という意見が出て、
良い感じかもしれないが、作業内容が減るのでは?ということでだったか、
セルフサービスはしない方向になりました。
今思うと、セルフサービスは、
折角くつろいでいたお客様に、わずらわしさを感じさせてしまうという点で、
無しになって良かったように感じます。

「ペジーブル=癒し」の名をかかげているからこそ・・・・・・


posted by きょん